「高速」という試練は頑張れば乗り切れますが、「極寒」は無理。
装備がなければそれでお終いだからです。
私もそれは想定してたのですが、想定を遙かに越えていました。
貯水池を越える頃にはダイヤモンドダストが見られるようになり、腕も冷えてきて千切れるような感じに。
松原湖に着くと同時に何の迷いもなくリタイヤを告げ、一杯の味噌汁をストーブの脇ですすり、ゲームセット。
暖房の効いた仮眠所に駆け込んだのでした。
そもそも時速5kmで完走できないレースを完走することは、自身の記録から考えると無理ということが判っていましたので、実はギャンブルに出たのです。
荷物と自身の軽量化で限界を超えようと。
お昼の定食を単品に変え、コーヒーはブラック、晩ご飯は無し、それでも微動だにしない体重に、自身の軽量化は断念。
あとは担ぐ荷物の軽量化。
ということで、キッチンスケールだけでは計りきれないので、バネばかりを購入。
ザックを含め計量し軽量化方針を決定。
そこで命運を左右したのがアウターウェア。
ファイントラック社のニュウモラップでは防寒性能が足りなかったのです。
長袖のアンダーウェアにフリースまで幾重も重ね着し、アウターの下までは完璧だったのですが、もう1歩。
強力な防寒アウターの必要性は理解したのですが八千穂にDrop。
たった285gの節約が命取りになってしまいました。
でも、後悔はありません。
実力がそもそも足りていなかったのですからね。
それにしても大変なレースでした。
来年は7月という噂もあるようですので、初旬だったらもう一度挑戦してみようかなと思っています。
画像は、八ヶ岳に向かう途中、名古屋駅で買い求めた駅弁ですが、と~っても丁寧に作ってあって美味しいのにこのお値段。ビックリしました!
OSJ八ヶ岳STお疲れ様でした。
返信削除試走のサイトを発見し、しばしばお邪魔して参考にさせて頂いていました。
特に、想定時間表はDLさせて頂き、自身のタイムと比較しました。各エイド/関門での休憩時間を考慮に入れていなかった為追加しました。お蔭様でなんとか時間内完走を果たすことが出来ました。
本来であれば、会場で御礼をお伝えしたかったのですがお見掛けすることが出来ずコメントにて失礼させて頂きます。
小生も来年のUTMBにはエントリーする予定ですのでもし当選したら色々と参考にさせてください。